大水源のドドロドン

f:id:refill3510:20190211125057j:plain

【導入】
水地面という優秀なタイプに加え,呼水による水無効によって独特な耐性を誇っている。電気,水に強めではあるが火力,耐久が控えめであるので積み技で強引に突破されてしまう。また,火力の低さから耐久の高いポケモンの突破方法に乏しい有利不利のはっきりしたポケモンと言える。そこで,ジメンZを持たせることで一度限りであるが高火力を達成でき,対面性能の向上が見込まれる。更に,岩石封じを採用することで起点回避できるようにした。

【型紹介】

トリトドン@ジメンZ

冷静 215(228) - 104(4) - 115(212) - 132(60) - 103(4) - 53

呼水

大地の力 / 熱湯 / 冷凍ビーム / 岩石封じorストーンエッジ


火力ライン

大地の力

H135D51カミツルギ 97.8%~115.6%(87.5%)
H145D91メガルカリオ 103.4%~121.4%
H145D95カプ・コケコ 99.3%~117.2%(93.3%)
H155D101メガバシャーモ 86.5%~101.9%(12.5%)
H172D90エアームド(羽休め) 88.4%~104.7%(25%)
H135D115メガゲンガー 85.9%~103.7%(18.8%)
H149D93アーゴヨン 98%~116.8%(87.5%)
H193D173ヒードラン 82.9%~99.5%

H175D140(砂下)メガバンギラス 37.7%~44.6%
H157D163ドヒドイデ 53.5%~65%
H167D171ギルガルド 47.9%~57.5%(82.4%)
H171D131メガメタグロス 59.6%~71.3%
H193D155サンダー(羽休め) 44.6%~53.9%(37.5%)


大地の力Z

H175D140(砂下)メガバンギラス 72%~85.7%
H157D163ドヒドイデ 103.2%~122.3%
H167D171ギルガルド 91%~109%(56.3%)
H171D131メガメタグロス 117%~138%
H193D155サンダー(羽休め) 87%~103%(18.8%)

H149D107+1カプ・コケコ 110.1%~130.2%

低耐久のポケモンに対しては何とか高乱数で倒すことができるが,最低限の耐久を持つポケモンにはギリギリ耐えられてしまう。高耐久ポケモンには弱点を突けば高乱数二発を取れるレベルである。
大地の力Zを切ることで対面から殴り負けるポケモンへの対策になったり,サイクル戦を仕掛けた際に崩しの役割を得ることができる。
確定を取れず,殴り負けることを避けるためにジメンZを切らなければならないポケモンを予め調べておく必要がある。

熱湯

H157D128ヒートロトム 61.1%~72.6%
H185D80マンムー 82.2%~97.3%
H196D100霊獣ランドロス 61.2%~73.5%
H212D110カバルドン 51.9%~62.3%
H185D125ウルガモス 53%~62.7%
H153D105リザードン 75.8%~90.2%

明確な仮想敵はカバルドンマンムーヒートロトムくらいであり,これらに確定二発は取れる火力を確保した。絶妙な火力の低さから半分回復実を使われることがほとんどない。相手に等倍のZ技を切られると押し負けてしまうので,相手が持ちでないことを祈ろう。ちなみに,リザードンを後投げされることもあったのでダメージ計算を載せておいた。

冷凍ビーム

H171D110メガボーマンダ 95.9%~114.6%(81.3%)
H196D100霊獣ランドロス 91.8%~110.2%(62.5%)
H183D105ガブリアス 94.0%~111.5%(62.5%)

H167D120カイリュー(マルチスケイル) 45.5%~53.9%
H167D110サザンドラ
H135D80キノガッサ 83.0%~99.3%
H151D115ジャローダ 51.7%~62.3%
H182D139グライオン 72.5%~85.7%

主に4倍弱点に打つ技であるが,耐久無振りでないと一発で倒せない。草タイプに対しての打点となるが交代読みで打つぐらいしかできない。

岩石封じ

A-1
H171B129メガギャラドス 7.6%~9.4%
H171B150メガボーマンダ 12.9%~16.4%

H153B131メガリザードンX 23.5%~28.8%

H185B102ウルガモス 49.7%~60.5%(99.6%)
H175B112メガリザードンY 50.3%~59.4%

起点回避技。無理矢理蝶の舞で起点にしてくるウルガモスへの憎しみから採用した。CS振りであると倒しきれるストーンエッジの方が良いが耐久振りも多い現環境ではこちらの方に優位性があると思う。火力は一切期待してはならない。

耐久ライン

HB
A156ミミッキュ じゃれつく 32.1%~38.1%
A182ガブリアス(マンムー) 地震 41.9%~49.3%
A197霊獣ランドロス 地震 45.1%~53.5%(34.8%)
A197メガメタグロス 思念の頭突き 47.4%~55.8%(75.4%)

A189メガボーマンダ 恩返し 53%~62.8%
A216メガボーマンダ 捨て身タックル 71.2%~84.2%
A156ミミッキュ ぽかぼかフレンドタイム 67.4%~80%
A200マンムー 地震Z 82.3%~96.7%
A200ガブリアス 逆鱗Z 86.5%~102.3%(18.8%)

HD

C197霊獣ボルトロス 気合い玉 40%~47.4%
C222メガゲンガー(ギルガルド) シャドーボール 45.1%~ 53.5%(34.8%)

C197霊獣ボルトロス 気合い玉Z 63.1%~74.9%
C147カプ・コケコ 草結び 61.4%~72.6%
C222ギルガルド シャドーボールZ 90.7%~106.5%(37.5%)

耐久ラインは先発性能を高め,先発地面タイプ及び霊獣ボルトロスゲッコウガメガゲンガー等に強くなるようにかなり厚めに振ってある。ここまで耐久に厚くしてあると不意の草技以外でなにもできずに倒されることは少なかった。

【総評】
現環境ではトリトドン自体が刺さっているパーティが非常に多いと感じたが,数値の高いポケモンが多く,押しきられてしまうこともあった。しかし,トリトドンを舐めて突っ込んでくることもあり,想定していた対面で勝利をもぎ取ることもできることが多かった。後は数値さえ高ければトップメタになり得るポテンシャルを秘めていると感じた。まあ色々足りないんですけどね。