【ポケモン剣盾】蒼黒竜は剣盾の夢を見るか？【S3最終2052/237位】
【導入】
起点作成役のカバルドンやサザンガルドのサイクルと対面性能の高いカビゴン，ミミッキュ，抜き性能の高い自信過剰ギャラドスで構成されている。カバルドンの砂嵐やステルスロック，サザンガルドで削りを入れてギャラドスで抜いていくか初手ダイマックスで荒らし，ミミッキュやカビゴンの対面メインで行く場合がある。
【構築経緯】
久しぶりにポケモンを触ったのでUSMで触ったことのあるカバマンダガルドに近いらしいカバギャラガルドを軸に使用した。キョダイマックスカビゴンをまた入手できるようにしてほしいところである。
【個体紹介】
カバルドン＠フィラの実
腕白 砂起こし
212(228) - 132 - 157(36) - × - 123(244) - 67
HB : A204バンギラス DM噛み砕く 45.3%-53.8% 乱数2(35.5%)
A142ミミッキュ@珠 A↑2 DMじゃれつく 81.6%-96.2%
A156ミミッキュ@珠 A↑2 DMじゃれつく 88.7% - 105.7% 乱数1(37.5%)
C189トゲキッス＠珠 DM草結び 92.0% - 109.0% 乱数1(50%)
特殊に厚く振ることで出し負けしたときでも最低限の仕事をできるようにしている。サザンの初手性能が高すぎてあまり初手に投げなかった点と現環境はカビゴンがクッションとして使いやすかったのでステルスロックを撒きたいときやカビゴンを厚く見る場合にしか選出しなかったが，選出したときはあくび+ステルスロック＋砂による削りを一匹で完結出来る点はやはり優秀であった。
選出率6位
DM率6位
ギャラドス＠マゴの実
陽気 自信過剰
183(100) - 156(84) - 104(36) - × - 125(36) - 146(252)
龍の舞 / 滝登り / 跳びはねる / 挑発
Aライン
DM跳びはねる(滝登り)
H322B115トゲキッス 31.0% - 36.6% 乱数3(66.3%)
命の珠×2 → 確定3
H262B100ミミッキュ 43.9% - 51.9% 乱数2(14.1%)
DM時 化けの皮消費 → 乱数2(70.3%)
非DM時 化けの皮消費 → 確定2
A+1
H322B115トゲキッス 46.5% - 54.9% 乱数2(64.9%)
命の珠×2 → 確定2
H181B201 ナットレイ 47.0% - 56.4% 乱数2(80.9%)
食べ残し×1 → 乱数2(32.7%)
H157B224 ドヒドイデ 48.4% - 58.0% 乱数2(96.9%)
黒いヘドロ×1 → 乱数2(66.7%)
H267B128カビゴン 51.1% - 60.2%
→ カウンターで返されない
A+1 雨下
DM滝登り
H267B128カビゴン 76.5% - 90.2%
HBライン(非DM)
A156 頑丈顎ウオノラゴン@拘り鉢巻 エラがみ(先制) 88.0% - 103.8% 乱数2(25.0%)
A156 ミミッキュ じゃれつく 41.5% - 49.7%
A211ギルガルド シャドークロー 44.3% - 52.5% 乱数3(18.0%)
HBライン(DM)
A142ミミッキュ@命の珠 DMシャドークロー 33.1% - 39.3%
→ B-1 A142ミミッキュ@命の珠 DMじゃれつく 53.6% - 63.1%
HDライン(非DM)
C189トゲキッス@命の珠 DMエアスラッシュ 78.6% - 93.9%
C211 ギルガルド シャドーボール 41.5% - 49.7%
HDライン(DM)
C189トゲキッス@命の珠 DMエアスラッシュ 39.3% - 47.0%
C172FCロトム 10万ボルト 76.5% - 91.8%
Sライン
最速
DMで全抜きを狙う積みエース。この構築の初手に出てきやすいDMトゲキッス@命の珠に安定するように調整している。ただし、DMを切って殴ってくるパターン、ナットレイやドヒドイデに引いて来るパターンがあったため、初手に竜の舞をすることで、受けに引いてきたときは挑発で起点にする、殴ってきた場合は1/3回復実が確定で発動し、その後にギャラドスがDMすることでDMエアスラッシュを76.4%の確率で耐えて返りうちにできる。カビゴンに引かれた場合はDM雷パンチやカウンターで切り返してくることが多いのでカバルドン引きが基本的に安定する。カウンターカビゴンの場合はA＋1DM滝登り＋雨下A＋1DM滝登りが乱数で倒せる。DMミミッキュには逆立ちしても勝てないので悪しからず。
絶妙に火力、耐久が足りないため、乱数が多く絡むようになってしまったがあまり気になるようなことはなかった。
選出率4位
DM率1位
カビゴン＠バンジの実
腕白 食いしん坊
264(228) - 130 - 128(252) - × - 134(28) - 50
欠伸 / ヘビーボンバー / のしかかり / カウンター
A152 パッチラゴン＠命の珠 電撃嘴(先制) 84.1% - 99.6%
A+1
A177 雨下ギャラドス DM滝登り 86.7% - 102.3% 乱数1(18.8%)
A+2
木の実込み → 乱数2(75.0%)
主に相手の物理型DMエースの切り返しを担う。また、非DMミミッキュの処理も任せている。特にカウンターでギャラドス、ドリュウズ辺りをごまかせるのが非常に強かった。それなりに対特殊も担える点もGood。DMゴーストポケモンにはほぼ何もできない点だけは注意が必要。
選出率1位
DM率5位
ミミッキュ＠命の珠
陽気 化けの皮
131(4) - 142(252) - 100 - ×- 125 - 162(252)
じゃれつく / 剣の舞 / 影うち / シャドークロー
特にいうこともないが、化けの皮の行動保証はやはり強く、ストッパーとして優秀。ブラッキーの突破を任せている。また、ダイフェアリーであくびをごまかすルートもあり。汎用性が高すぎてせっかく調整したギャラドスをあまり使わなくなってしまった点が悲しい。
選出率3位
DM率3位
サザンドラ＠拘りスカーフ
臆病 浮遊
168(4) - 112 - 110 - 177 - 110 - 165(252)
蜻蛉返り / 悪の波動 / 流星群 / 大文字
火力ライン
DM悪の波動
H221D121 ラプラス＠突撃チョッキ 32.6% - 38.5%
H202D145 ミロカロス 44.6% - 52.5%
H267D130 カビゴン 37.5% - 44.2%
→ D-1 カビゴン DM流星群 60.7% - 71.9%
この構築で厳しいウォッシュロトム、ミロカロス、ラプラス等の耐久力のある水タイプをDMを切って無理矢理突破したり、蜻蛉返りでミミッキュの皮の処理やサイクルを回して相手のパーティーを疲弊させる、または一貫性のある悪技を使ったスイーパーとしての役割を担う。トゲキッスがいないときは初手の繰り出し性能が高く、とても使いやすかった。
選出率2位
DM率2位
ギルガルド＠食べ残し
控えめ バトルスイッチ
シールドフォルム 161(204) - 58 - 168(60) - 101(172) - 161(4) - 89(68)
ブレードフォルム 161(204) - 139 - 78(60) - 200(172) - 71(4) - 89(68)
シャドーボール / ラスターカノン / キングシールド / 身代わり
HBライン
A142 ミミッキュ＠命の珠 シャドークロー 54.7% - 67.7%
DMシャドークロー 93.8% - 111.2% 乱数2(56.3%)
A177 ギャラドス＠命の珠 DM滝登り 62.7% - 75.2%
HDライン
C177 サザンドラ 悪の波動 63.4% - 74.5%
C152 ドラパルト DMシャドーボール 87.0% - 104.3% 乱数2(25.0%)
C172 トゲキッス DM大文字 69.6% - 83.2%
C189 トゲキッス＠命の珠 DM大文字 100.0% - 119.3%
Cライン
H162D125ミミッキュ 90.1% - 107.4% 乱数1(43.8%)
H157D127FCロトム 45.9% - 54.1% 乱数2(50.8%)
H181D136ナットレイ 37.0% - 43.6%
H157D162ドヒドイデ 36.3% - 42.7%
ラスターカノン
H167D110サザンドラ 50.3% - 59.3%
H161D115トゲキッス 83.2% - 100.6% 乱数1(6.3%)
H191D151ニンフィア 62.8% - 75.4%
サザンドラと組んでサイクルを回したり、処理ルートの少ないドヒドイデやアーマーガア、ナットレイに対して強くするために食べ残しギルガルドを採用している。無理矢理キングシールドでDMターンを枯らせることも可能。ただ、弱体化を大きく感じたポケモンであった。
【基本選出】
基本選出は特に決まっておらず相手のパーティに合わせて刺さっているポケモンを選出する。
基本的にギャラドスとセットで用いる。カビゴンのダイサンダー(雷パンチ)やパッチラゴンを重く見る場合、ステルスロックが刺さっている場合のみ選出する。
ウォッシュロトム，カットロトム，パッチラゴンやジュラルドンがいない場合は積極的に選出する。トゲキッスに合わせて選出したい。
ほとんどのパーティに初手から出していく。ガラルヒヒダルマがいる場合はほぼ初手から出されるので蜻蛉返りからギルガルドに繋ぐとそこそこ安定する。フェアリーポケモンに初手対面の場合不利をとるので気を付けたい。
ガラルヒヒダルマやドヒドイデがいる場合は確定で出す。DMミミッキュは構築単位で厳しいのでサザンドラのダイアークでDを下げてギルガルドで何とかすることが多い。
ドリュウズやオノノクスがいないときはほぼ出していける。先制技が唯一使えるのでスイーパーとして用いたり、化けの皮を使った切り返しとして有用。
ギャラドスやドリュウズ，ミミッキュに対して出していく。サザンドラを選出する場合で相手にトゲキッスやニンフィアがいるときにも妥協して出していくこともある。
【総評】
サイクルで削ってギャラドスを通すというより，サザンドラにDMを切って無理矢理崩しにいって，相手のDMをカビゴンやミミッキュで切り返す方が強かった気がした。ギャラドス受けに対して強くなった点は良かったが，技範囲を狭くしてしまったので出しにくかった点が弱かった。次シーズンではラプラスが流行ることが自明であるのでそこそこギャラドスを使うことができてよかった。まあ、ラプラスを使うんですけどね。
